イソギンチャクの子孫繁栄!

前回のブログ後、イソギンチャクに声をかけてくれる方が増えました。
注目されて嬉しいわ~と言っているかどうかわかりませんが。。。ありがとうございます。
ところが、先週危うくイソギンチャクついに死んでしまったかと思われる事件が起きました。

海水はいつもペットボトルに汲んできたのを取り置き、定期的に交換していました。
その在庫が切れてしまい、水も汚いままで苦しそうにイソギンチャクも縮上がった状態が数日続いていました。仕事が休みの日に海水を汲みに行くまで持つだろうかとみんなの心配もピークに差し掛かったとき、そうだそうだ人工海水を作ろう!ということにしました。
マグネシウムや塩化カリウムやカルシウムや塩などを調剤して比重をとりあえず海水が1.022というので合わせてみました。PHとか細かいことは数日の辛抱だからいいだろうと思い適当に作成しました。
交換した後はいつものびのび気持ちよさそうに触手を伸ばすのですが、この度は小さくなったままでした。

休み明けに、さあ、いつも海水だよ~。お待たせ~と交換してみると、あれよあれよと体から水が抜け始め、数時間後にはペッチャンコになりガラスにくっついていたからだも剥がれ落ちてしまいました。海水を汲んだ日は雨で比重は1.004と随分低くなっていました。
ナメクジに塩をかけたら水が出ますが、低比重の海水に入れられてどんどん水が抜けていってしまうとは!淡水とは逆のことがおきてしまいました。
比重の濃い中で生きている生き物所以なのでしょうけれども、まさかこんなことで殺してしまうとは。。。とみんなで悲しみ、でもまだ生きているかもしれないから海水に塩を足し徐々に前に近づけてみることにしました。すると翌日、小さな小さな矢印の茶色いものが体から出てきました。
イソギンチャクの繁殖を調べてみると、卵だったり幼生だったり分裂だったりとあらゆる方法が見られるようです。
死にかけてあわてて単為生殖したのだろうか?!と思ったり体からでた何かしらの一部かなとも思ったのですが、その小さなものもガラスになんと張り付いています。
しばらく成長するか見守る予定です。無性生殖の場合は、出芽という体の一部がちぎれて増えることがあるようです。突然の異変に対応したとしたならこの出芽なのかなあと思います。
比重も徐々に整えるうちになんとか一命をとりとめ小さくなったもののまたガラスにくっつくことが出来ました。
死ななくてよかったよかった。また子孫が増えてまた楽しみ?が増えました。